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イベント情報の詳細

イベント名 第4回 地球惑星科学教室談話会
海洋学の知見を活かした海洋生分解性新素材開発とその深海底現場分解実験
イベント種類 セミナー
講演者(講師) 野牧 秀隆(海洋研究開発機構)
イベント詳細 海洋プラスチック汚染問題の解決、軽減には、ごみとして流出しやすい使い捨てプラスチックの使用を減らす、マテリアルリサイクルを推進する、適切なごみ処理を行う、などが重要である。一方で、特に日本では津波や台風などの自然災害による陸域のプラスチックの大量流出に加え、海洋で逸失しやすい釣り糸、漁網、陸上で発生し回収が困難な破片化した人工芝、タイヤくずなどの避けようのない海洋流入も念頭に置いたプラスチック汚染対策が必要である。こうした回収の困難な素材を、海洋で生分解する代替素材に置き換えれば、万が一海洋流入した際にも海洋環境への悪影響を最小限に食い止められる。しかし、生分解性素材のうち海洋生分解性が担保されているものはまだ少ない上に、海洋に流入したプラスチックの約90%は海洋中深層を漂うか、深海底に沈んでいくと見積もられており、太陽光も当たらず、水温も低く、微生物活性の低い深海底でも生分解する新素材の開発が必要である。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、海洋の研究を中心に行う国立研究開発法人であり、6隻の研究船と複数の深海探査機を運用して深海域での研究開発を行っている。JAMSTECは深海環境や深海生態系、微生物機能に関する広範な知識を有し、深海底での潜水船などを用いた作業や実験の豊富な経験を持つ。それらを活用し、2020年度から新規生分解性素材の開発と深海底における深海現場生分解検証実験を行っている。相模湾や北西太平洋の深海平原においてしんかい6500を用いた潜航調査を行い、研究機関や企業が開発した生分解性素材を海底に設置し、半年―1年後に回収し、その分解度、付着微生物叢などを解析する。これらを通じ、生分解性素材がどのような環境で分解する/しないのか、それはどのような物理化学環境や微生物活動によってコントロールされているのかなどを検討し、その情報を新規素材の開発、改良に活用している。講演では、深海に存在する有機物や微生物の知見をもとに海洋研究開発機構で進められている生分解性素材の開発について、そして深海での生分解性素材分解実験から得られた知見について紹介する。
対象 教職員向け 在学生向け
使用言語 日本語
キーワード
開催期間 2026年8月20日 15:00 〜 16:30
会場
会場名
講義棟201号室
定員 なし
申込み方法 事前申込み不要
お問い合わせ先
担当
地球惑星科学部門 佐藤峰南
E-Mail
sato.honami.975◎m.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの◎を@に変更してください

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