イベント名 |
素粒子理論セミナー Universal領域における3粒子束縛状態の物理とその分類 |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講演者 遠藤晋平 (東京大学) 概要: 少数多体系の研究は、原子分子物理、原子核物理、近年では冷却原子気体と非常に幅広い分野で研究されている。エネルギースペクトルや散乱断面積等の量は一般に粒子間の相互作用ポテンシャルに強く依存し、ポテンシャルの形を変化させると、物理量も変化する。しかし、弱く束縛された状態等の低エネルギー状態の振る舞いに注目した場合、粒子間ポテンシャルの詳細は重要でなくなり、ポテンシャルの詳細によらないUniversalな振る舞いをすることが知られ、全く異なる系が1つの式で統一的に理解できることが知られている。中性子過剰核のハロー状態、冷却原子気体のFeshbach共鳴近傍の物理がこれに相当し、近年Universal領域における物理が盛んに研究されている。 本セミナーでは、Universal領域における3粒子系の物理を議論する。まずUniversal領域とは何か?どのような条件の下で系がUniversalに振る舞うか?等を説明した後、Universalな3粒子物理の代表例であるEfimov状態に関して説明する。Efimov状態の入門的な説明からはじめ、近年の冷却原子気体におけるEfimov状態の観測やUniversalな少数多体系の研究について説明する。最後にUniversalな3粒子物理の分類を行う。特にfermionを伴う系では、3種類の3体束縛状態が存在することを議論する。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2013年3月22日 15:00 〜 16:30 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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