イベント名 |
第8回地球惑星科学談話会 北極海及び北太平洋におけるマイクロプラスチック観測~ミッシングシンクの解明を目指して~ |
---|---|
イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | 池上隆仁(海洋研究開発機構) |
イベント詳細 | 現在、海洋には毎年数百万トンものプラスチックごみが放出されており、プラスチックごみは紫外線による劣化や物理的な破砕により微細化し、回収不可能な粒径5 mm未満のマイクロプラスチック(microplastics、以下MPsと記載する)となる。MPsに残留もしくは吸着した化学汚染物質は海洋生物に取り込まれることで生殖や成長を妨げるため、深刻な海洋汚染問題となっている。1960年代からこれまでに海洋に流入したプラスチックごみの量は約2500万トンと推定されているが、これまでに推定された海洋表層の浮遊プラスチックごみの量は最大でも流入したプラスチックごみの量の10%までしか説明できていない。そのため、未観測の海域や現在でもデータの限られる海面下のMPsの存在量を調査し、ミッシングシンクを解明する必要がある。本講演では、プラスチックごみの潜在的な集積場所と考えられている太平洋側北極海と西部北太平洋の黒潮再循環域でのMPs観測の成果を紹介する。また、MPsへの放射性セシウムの吸着が日本近海の動物プランクトン試料中の放射性セシウムの観測結果に及ぼした影響について研究した成果もあわせて紹介する。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | 日本語 |
キーワード | |
開催期間 | 2024年2月14日 14:00 〜 15:00 |
会場 |
|
定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
|
内容を編集する場合はこのボタンをクリックしてください。