イベント名 |
第 8回物理学教室談話会 量子多体傷跡状態の代数的構成法 |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | 桂 法称 氏(東京大学・准教授) |
イベント詳細 | 孤立量子多体系における熱化(平衡化)は、量子力学と統計力学をつなぐ重要な問題として、長年精力的に研究が行われている。 また、近年の冷却原子系などにおける実験技術の発展により,改めて注目されている。熱化を示さない系の典型例としては、 可積分系や多体局在系などが知られているが、近年、新たなクラスとして、量子多体傷跡状態(QMBS)をもつ系が理論的にも実験的にも 注目されている。QMBSは、高エネルギーでもそのエンタングルメントが体積則に従わない特異なエネルギー固有状態である。 本講演では、熱化の問題やRydberg原子系における最近の実験について概観した後に、QMBSをもつ理論模型を系統的に構成する 処方箋を紹介する。特に具体例として、Onsager代数と呼ばれる代数構造を用いることで、QMBSをもつ量子スピン模型を無限に 構成できることを紹介する [1]。時間が許せば、別の代数構造を用いた構成法についても触れる。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | 日本語 |
キーワード | |
開催期間 | 2023年2月1日 16:30 〜 18:00 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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