イベント名 |
令和2年度第2回 地球惑星科学教室談話会 爆発的火山噴火の推移を支配する要因の解明:新燃岳2011年噴火の例 |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講師:奥村聡(東北大学) [要旨] 新燃岳2011年噴火で発生した3回のサブプリニー式噴火では,マグマだまりが収縮しながら,ほぼ一定の噴出率でマグマを噴出したことが分かっている.本研究では,新燃岳2011年噴火で噴出した降下軽石の観察・分析を行い,さらに減圧結晶化実験によって噴出物の組織を再現できる減圧過程を調べた.そして,実験で得られた結晶化カイネティクスを火道流モデルに組み込んで,マグマだまり圧力とマグマ噴出率の関係を計算した.その結果,マグマの結晶度が50 vol%程度に達した場合にマグマが破砕すると仮定すると,観測されたマグマだまり圧力とマグマ噴出率の関係を説明できることが分かった.50 vol%程度の結晶度でマグマが破砕したことは,噴出物の結晶度が~50 vol%であること,さらにマグマ粘性がその程度の結晶度から急激に上昇しマグマが固体的挙動を示すという物性の観点からも支持される. |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2020年11月11日 14:50 〜 15:50 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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