イベント名 |
令和元年度 第2回 物理教室談話会 宇宙X線精密分光観測の実現に向けた最後の挑戦 |
---|---|
イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 【講 師】:山田真也 氏(首都大学東京) 【講演概要】: 日本の宇宙X線精密分光観測は、日本のASTRO-E1, E2, ASTRO-H衛星の3度の苦い経験をへて、2021年度のXRISM衛星の実現に向けて動いている。鍵を握る装置は、X線マイクロカロリメータと呼ばれる50mKで動作する超高感度のX線センサーである。この装置は、CCDを桁で上回るエネルギー分解能(5eV@6keV)を実現でき、銀河団のガスの運動から、ブラックホール周囲の降着円盤の構造の探索など、幅広く宇宙物理学に新しい知見をもたらすことができる。次世代のカロリメータを用いた様々な地上実験でもその性能の高さが実証されている。しかし、その装置を宇宙で動かすことは極めて難しく、我々の経験がそれを物語っている。講演では、なぜ難しいのか、なぜ難しいことに挑戦するのか、その先に何があるのかについて、ASTRO-H衛星から次期衛星、地上応用実験など自身の経験を含めて簡単に紹介したい。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2019年8月6日 16:30 〜 17:30 |
会場 |
|
定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
|
内容を編集する場合はこのボタンをクリックしてください。