イベント名 |
第8回 物理学教室談話会 放射光核共鳴散乱法の物質・生命科学研究への展開 |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講 師:瀬戸 誠氏 (京都大学複合原子力科学研究所・教授) 要 旨: 放射光核共鳴散乱法は、これまで放射性同位体(RI)線源を用いて行われて いたメスバウアー効果を放射光により実現するもので、放射光のエネルギー選 択性、高指向性などの特徴を活かすことにより、RI では困難であった元素のメ スバウアー効果測定や複合極限下での測定が可能となる。メスバウアー分光法 では電子状態の測定を原子核(同位体)をとおして行うが、この特徴と同位体 置換法とを用いることにより、既存の方法では不可能であった多層膜等の特定 部分の原子分解能測定を可能とする。これらの電子状態測定に加えて、これま でのメスバウアー分光法では不可能であった元素を特定したフォノン状態密度 測定も可能である。近年、この方法と第一原理計算を組み合わせることで、酵 素系などにおける活性中心の構造解析などが精力的に実施されるようになって きた。さらに、原子核の超狭線幅γ線を用いることで高分子や過冷却液体のス ローダイナミクスの分散関係も測定できる。講演では、これらの原理や測定方 法について出来る限り平易に説明し、最近の研究について紹介する。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2018年11月28日 16:00 〜 17:30 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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