イベント名 |
化学物理・生物物理セミナー 高分子水溶液の相分離メカニズムと分子構造論 (13時30分からに変更) |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講演者: 勝本 之晶 氏(福岡大学 理学部化学科 准教授) 日時:2018年7月31日(火)13:30 – 15:00 場所:九州大学伊都キャンパス ウエスト1号館10階 情報学習プラザ(W1-A-1011) 要旨:刺激応答性高分子の分子構造と巨視的物性の関係は,「1分子構造」→「2セグ メントの相互作用パラメータ」→「3一本鎖の統計力的性質」→「4巨大分子同 士の凝集」という階層に沿って理解できると期待されている.このうち,2→3 の道筋は,Flory-Huggins 理論など統計力学的に確立された方法に基づいて非常 に良く研究されており,各種散乱実験によってセグメントパラメータと溶液中の 高分子構造との相関が明らかにされている.また近年では,ブロック高分子ミセ ルの研究に代表されるように3→4に関する分子設計も盛んに行われている.一 方,化学構造からセグメントの性質を予測する1→2の道筋は充分に理解されて おらず,このことが高分子の化学構造と刺激応答性高分子の溶液物性を直接関連 づけることを難しくしている.我々はこれまで,セグメントパラメータの分子構 造的記述を目指して,刺激応答性高分子の相分離挙動と局所構造の関係を,振動 分光法,計算化学,光散乱などによって調べてきた. 本講演では, poly (2 ‒ isopropyl ‒ 2 - oxazoline) (PiPrOx), poly (N ‒ isopropyl acryl amide) (PNiPAm),PEO-PPO 交互マルチブロック共重合体などについて 得られた知見を紹介する. |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2018年7月31日 13:30 〜 15:00 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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ホームページ | http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/BioChemPhys/asakurai/Lab_HP/STUDY_4.html |
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