イベント名 |
第8回地球惑星科学教室談話会 高温変成帯上昇モデルとその岩石学的構造地質学的評価 |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講演者:池田 剛(岩石循環科学) 要旨: 地殻中〜下部で生じる高温変成帯が何故上昇するかという問いは,プレート境界に沿って上部マントルまで到達する高圧変成帯の上昇ほど注目されてこなかった。一つにはプレートをまたぐ大規模な現象でないためで,もう一つは従来手法による変成岩の圧力推定がモデル構築に耐える精度を持たなかったためである。しかし,この問いは地殻内部の物質や熱の循環を考える上では重要な問題だと考える。 我々のグループは,上部マントルからの熱の供給で部分融解した下部地殻が低粘性,低密度になることに着目して,下部地殻が上部地殻へ上昇するモデルを提案している。上昇に必要な加熱の時間スケールは白亜紀の西南日本に生じた酸性の火成活動の継続時間とほぼ一致し,このモデルが適用可能であることを示唆する。このモデルは垂直方向に地殻が短縮することを示唆しているが,それを天然の変成岩から検知することは容易ではない。 今回,相対圧力計という岩石学的手法と,歪解析という構造地質学的手法2つの視点から,実際の変成帯の短縮を明示する例を紹介する。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2018年7月17日 16:30 〜 17:30 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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