イベント名 |
第3回 物理学教室談話会 Short-range entangled states and bulk-edge cor- respondence:Symmetry protection and ZN Berry phases |
---|---|
イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講師:初貝 安弘氏 (筑波大学大学院数理物質科学研究科物理学専攻・教授) 要旨:対称性の破れを基本概念とするランダウ以来の相の理論に対し,近年興味を集めているトポロジカル相は,対称性の破れを伴わない量子液体やスピン液体を区別することを目的に導入された概念である。このトポロジカル相は,多様な量子ホール相に代表されるlong-range entangled phaseとHaldane相など整数スピンの量子ハイゼンベルグ鎖に代表されるshort-range entangled phaseとに分類される。前者に対してはひねり境界条件をパラメターとする多体の波動関数のベリー接続が定義するチャーン数がトポロジカル不変量となる。これに対して後者は一般には準位交差の議論に従って単一相となり,対称性の保護の下でのみ多様な相が定義される(SPT)。このときベリー位相は一般には任意の値を取り得てトポロジカル不変量とならないが,SPTに対しては量子化したベリー位相がトポロジカル不変量となる[1,2]。このSPTの典型例がダイマー系やHaldaneスピン鎖など位数2の対称操作で保護されたトポロジカル相であり,πまたは0に量子化するZ2ベリー位相がトポロジカル秩序変数となる。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2018年7月17日 16:00 〜 17:30 |
会場 |
|
定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
|
内容を編集する場合はこのボタンをクリックしてください。