イベント名 |
第5回地球惑星科学教室談話会 花崗岩から分離した鉱物単結晶を用いた長周期磁場強度変動の解明にむけて |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講演者:加藤千恵(比較社会文化研究院) 要旨: 地球磁場変動の長期的トレンドは地球深部ダイナミクスと深い関わりがあると考えられている。しかし、長周期の地球磁場強度の変動は、逆転頻度の変化などの古地磁気方位に関する情報と比較してよくわかっていない。長周期の古地磁気強度変化をとらえるには、冷却時間が長く短周期の変動を平均して記録している花崗岩を試料として用いることが有効であると考えられる。しかし、花崗岩を用いた古地磁気強度研究は試料の変質・風化や粗粒なマグネタイトの影響から困難である場合が多い。そこで近年、これらの影響を受けにくいケイ酸塩鉱物単結晶を用いた古地磁気強度研究が行われている。 本研究では、これまでに全岩の古地磁気・岩石磁気情報が既知である花崗岩試料(福島県阿武隈山地、100 Ma)から分離した斜長石の古地磁気強度実験を行い、斜長石から得られた古地磁気強度の平均は全岩の値と整合的であると確かめることができた。そこで今後は、様々な年代の花崗岩から分離した斜長石の古地磁気強度実験を行い、長周期の磁場強度変動を解明することを目指す。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2018年6月12日 16:30 〜 17:30 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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