イベント名 |
第10回 物理学教室談話会 光核反応による9Be 核構造の研究 |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 9Be 核は、安定核の中で中性子が最も緩く結合したBorromean system(・・・+n)である。ニュースバル放射光施設で生成される準単色エネルギー可変のレーザー逆コンプトンガンマ線ビームを用いて、9Be の1/2+準位とクラスター双極子共鳴を経由する光核分解反応を測定した[1]。中性子しきい値の直ぐ上に存在する1/2+準位は、(i) 爆発的宇宙環境下(II 型超新星爆発、neutron star mergers、ビッグバン)での9Be 元素合成と、(ii) 共鳴準位か仮想準位という核構造の2 つの興味がある。また、今回巨大共鳴の直ぐ下のエネルギー領域で強い共鳴を光励起した。この共鳴は、clusterdipole sum rule をよく満たしている。ただし、和測では3 体状態(・・・+n)と2 体状態(8Be+n)の区別はつかないため、理論的な核構造の研究が急務である。 [1] H. Utsunomiya et al., “Photodisintegration of 9Be through the 1/2+ state and cluster dipole resonance”, PHYSICAL REVIEW C 92, 064323 (2015). |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2016年11月14日 16:00 〜 17:30 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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