イベント名 |
第1回 物理学部門教室談話会 直線偏光励起によるスピン偏極電流およびスピン流の生成(Photoexcited spin-polarized and/or spin current from nonmagnetic surfaces) |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講師:田村 英一 (大阪大学 基礎工学研究科・特任教授) 概要: いわゆる定常状態で時間反転対称性を持つ物質は非磁性体である。非磁性といっても、トポロジカル絶縁体表面のスピン流状態のように、スピンの自由度を省略して記述することが不可能な場合も存在する。 今、運動量を無視できる低エネルギーの直線偏光を非磁性体表面に(垂直)入射した場合を考える。その系は時間反転対称性を持つことになる。もちろん、円偏光入射では時間反転でそのヘリシティを変えてしまう。だからこそ、円偏光でスピン偏極光電流の励起が可能なのである。ところが、直線偏光の垂直入射でもスピン偏極光電流が励起されることが知られている。これは時間反転対称性を考えると、理解し難い。実は、観測されたスピン偏極光電流はスピン流の片われであると理解するとなぞが解ける。 以上のことを、相対論的LayerKKR法による計算を紹介しながら議論したい。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2016年7月12日 17:00 〜 18:00 |
会場 |
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定員 | 108名 |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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