イベント名 |
第2回地球惑星科学教室談話会 地球内部の微細な不均質による複雑な地震波形と高密度地震観測 |
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イベント種類 | セミナー |
講演者(講師) | |
イベント詳細 | 講演者:江本 賢太郎(地球惑星科学専攻) 要旨: 多くの場合、体に感じる地震の揺れは、一瞬ではなくある程度の時間継続する。 例えばマグニチュード4の地震が近くで起これば、数秒程度は揺れを感じるはず である。地震計には体には感じない揺れの部分も含め数分ほど地震波が記録され る。しかし、マグニチュード4の地震の場合、断層での破壊は1秒程度で終わる。 この断層と観測点における継続時間の不一致は、複雑な地下構造により、回り道 をして届く地震波が存在しているために生じる。これにより、観測される地震波 形は観測点ごとに異なり、非常に複雑な形状となっている。この複雑な地震波を 正しくモデル化することができれば、地下の不均質構造を推定することが可能と なる。本談話会では、特に高周波数の地震波形から、地中の微細な不均質構造を 推定する手法を紹介する。 また、微細な不均質構造を推定するためには、地震計を高密度に多数設置する必 要がある。近年、多くの地震計を用いた観測や、光ファイバーケーブルを振動セ ンサーとして用いる新しい手法により、高密度な地震観測が行われるようになっ てきている。発表ではこの部分も紹介する予定である。 |
対象 | 教職員向け 在学生向け |
使用言語 | |
キーワード | |
開催期間 | 2022年5月11日 16:30 〜 17:30 |
会場 |
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定員 | なし |
申込み方法 | 事前申込み不要 |
お問い合わせ先 |
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