お知らせ
プロジェクトについて
応募要領
軌跡
成果
お問い合せ
九州大学
プロジェクトの軌跡
・本年度の公開講演会の予定等については、「お知らせ・最新情報」を、
  2016年度以前のプロジェクトの軌跡については「成果について」をご覧ください。
入学
開校式(8月20日)
開校式 意見交換会

 挨拶する山縣理事

開校式 意見交換会
開校式 意見交換会
 「第1回交流・共通プログラム」小山内康人教授(比較社会文化研究院環境変動部門)による講演

プログラム
セミナーに先立ち、ガイダンスが行われました。(8月20日)
森先生の講演風景 矢原先生の講演後の質問風景
 佐野先生によるESSP開講のあいさつ、説明のあと、各学科に分かれてのプログラム説明では緊張した様子が見えましたが、しだいに笑顔がこぼれうちとけていき質問等の声が聞こえるようになりました。
森先生の講演風景 矢原先生の講演後の質問風景
 物理学セミナー  化学セミナー
矢原先生の講演後の質問風景 森先生の講演風景
 数学セミナー  生物学セミナー
矢原先生の講演後の質問風景  
 地球惑星科学セミナー  

   
いよいよセミナーが始まりました。(9月)
化学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
森先生の講演風景 森先生の講演風景
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 いよいよセミナーが始まりました。講義では、原子の構造や電子の軌道などの難しい内容を学んでいきます。また、初回の実験では、化学実験における注意事項およびピペットなどの実験器具の基本的な使い方を学びました。

生物学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 島崎研一郎名誉教授から植物の気孔の開閉機構について学びました。

物理学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 今年度のセミナーが始まりました。皆さん真面目に取り組んでいるようです。今年も皆揃って発表会に向けて頑張りましょう。

数学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 今年もセミナーが始まりました。数学のセミナーの前半は、幾つかのトピックについて講義を受けたり、パソコンで数学用のソフトウェアの使い方を習ったりします。
研究に入る前の土台になる部分なのでしっかり取り組むことが大事です。

地球惑星科学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 地球惑星科学セミナーの初回が始まりました。
 概要の講義のあと、大学生の1年生が行う実験をやってもらいました。岩石の密度を測ることを通して、地球惑星科学の考え方を学びました。
大学の講義にもだんだん慣れてきました。
化学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 今回は、講義、実験ともに色に関する内容を学びました。
 実験では、分光光度計を用いて、水溶液の色と吸収された光の波長との関係を調べました。

生物学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 島崎研一郎名誉教授から「青色光による気孔開閉の分子機構」を学びました。
だんだんとセミナーの内容が難しくなってきました。
プログラムは佳境に入りました。発表会に向けて頑張ってます。(2月)
地球惑星科学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 受講生はそれぞれ別々のテーマで研究を行っています。電子顕微鏡により隕石を調べている受講生や、 火山噴火のアナログ実験として炭酸水の発泡を調べている受講生がいます。

生物学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 遺伝子の塩基配列の相同性から生物の系統樹を作ることができることを学びました。実習ではゲノムデータベースの情報を用いてインフルエンザウイルスの系統樹を作成しました。

物理学セミナー
森先生の講演風景 森先生の講演風景
 物理学セミナーでは、微分や積分などの数学の基礎を学んだ後に、ニュートン力学を学びます。様々な演習問題を解く訓練をしたあとで、力学の研究問題を解き、成果発表会で報告します。プレゼンテーションに用いるためのファイルは大学院生のTAが手助けをして作ります。このような一連のセミナー・発表会によってニュートン力学を深く理解し、また効果的なプレゼンテーションの方法なども学ぶことができます。
   
公開講演会 講演会新着情報

第1回公開講演会(10月15日)
 第1回公開講演会は平成28年10月15日(土)午後2時から開催されました。今回の講師は、九州大学大学院理学府地球惑星科学専攻博士後期課程3年 辻宏樹さん(大気流体力学研究室)と、同じく九州大学大学院数理学府数理学専攻修士課程2年の清水脩平さんです。 最初に辻宏樹さんから、『台風についてわかっていること、いないこと』というタイトルで、お話しいただきました。
◎「台風についてわかっていること、いないこと」 
辻 宏樹 【九州大学大学院 理学府地球惑星科学専攻 大気流体力学研究分野 博士後期課程3年】
矢原先生の講演後の質問風景
 台風は北太平洋で発生する熱帯低気圧の総称です。毎年夏から秋にかけて約10個の台風が日本列島に接近・上陸し、大雨や暴風、高潮などによって社会に大きな影響を与えます。その一方で、台風による降水は日本に水資源を供給する役割も担っています。このように、我々の生活と深く関係している気象現象である台風ですが、その発生や発達のメカニズムはいまだに解明されていない部分が多くあります。今回の講演では台風とはどういったものなのか、台風についてどんな研究がされているのか、また辻さん自身の行っている台風の大きさの変化に関する研究内容も紹介していただきました。


◎「数を無限に足すと ・・・」 
清水 脩平【九州大学 大学院数理学府数理学専攻 修士課程 2年】
 次に、清水脩平さんからは、『数を無限に足すと…』と題して、ホワイトボードに板書をし、受講生や参加された皆さんにプリントの穴埋めをしてもらいながらお話していただきました。お話の内容は次のようなものでした。

 数を無限に足していくと、それは考えられないくらい大きな数になることもあれば、ある一定の値に近づいていくこともあります。今回は、高校で習う比数列を始めとして、調和数列、平方根の逆数が並ぶ数列など、様々な数列の無限和を、その歴史とともに説明していただき、またこの講演における重要な登場人物として、18世紀最大の数学者とも呼ばれる「レオンハルト・オイラー」が挙げられ、オイラーの功績が現代の数学にどのような影響を与え、どのように数学が発展していったのか、それらについて参加者と一緒になって考えながら、わかりやすく講演していただきました。

第2回公開講演会(11月5日)
 第2回公開講演会は平成28年11月5日(土)午前11時から開催されました。今回の講師は、九州大学大学院理学府物理学専攻修士課程2年 横谷有紀さん(固体電子物性)と、同じく九州大学大学院理学府化学専攻博士後期課程2年の安東航太さん(量子化学研究室T)、同じく九州大学大学院システム生命科学府システム生命科学専攻一貫制博士課程2年の戌亥海さん(生体防御医学研究所 情報生物学分野)です。
◎「不思議な電気・磁気・熱の流れ方 ―人工ナノ構造を駆使した量子物性制御―」
横谷 有紀 修士課程 2年【物理学専攻】
 電子はよく知られた「電荷」という電気的な性質と合わせて、実はもう一つ「スピン」と呼ばれる磁気的な性質も持ち合わせています。電荷の流れである電流が19世紀に既に制御されていたのに対し、スピンの流れの制御は様々な困難から長らく実現されませんでした。そんな中、近年のナノテクノロジーの進歩により、ついに電子が持つこの量子的な物理量『スピン』を反映した現象を観測できるようになりました。これらの現象は、物質の量子的物性を探索するのに極めて有力であると同時に、次世代の省エネルギーな電子デバイス実現のキーとして工学的にも注目されています。そうした背景から、電荷とスピン、熱が相互に絡む新奇量子物性現象についての研究も講演して頂きました。



◎「真空中での液体利用 ークラスターの液体反応を目指してー」 
  安東 航太 博士後期課程2年【化学専攻】
 数個から数十個の原子・分子からなる集合体を「クラスター」と呼び、その性質は構成数で変化することが知られています。また、アルミニウムを13個集めた金属クラスターはハロゲン原子と同様の性質を示すなど、新たな「元素」として期待が寄せられるクラスターも存在します。しかし、このようなクラスターの一部は真空中でのみ生成されるため、液相中での振る舞いが分かっていません。真空中に液体を導入し、これにクラスターを注入することで液相反応観察を可能にしたいと考えています。真空中では液体が急速に蒸発するため、蒸発した気体が真空度を悪化させるだけでなく、蒸発に伴う冷却効果で液体が凍結します。真空中での液体の振る舞いについて詳しく説明頂いた後、いかにしてこれらの問題を克服するかについてご紹介して頂きました。



◎「ゲノム情報から疾患の原因を探る」 
  戌亥 海  博士課程 2 年【生物学専攻】
 まず、生物のからだはゲノム、つまりDNAの塩基配列情報をもとにしてつくられていることが解説されました。そしてヒトの全ゲノムDNA塩基配列を決める『ヒトゲノム計画』の歴史について説明されました。ヒトゲノム計画の後、現在では解析技術の発展によって個々人のDNA配列の違い、つまり『ゲノムの個性』についても調べることもできるようになってきたこと、そしてこのゲノムの個性の中には病気に関係しているものもあることを話されました。病気の原因を見つけて治療法を探るためには、コンピューターを使ってゲノム情報を読み解いていくことが必要であることが説明されました。最後に戌亥さん自身の研究テーマである「遺伝子情報を使ったナンセンス変異依存的mRNA分解機構の解析」についてわかりやすく説明して頂きました。

第2回共通・交流プログラム(12月17日)
◎九大学部生による研究発表・グループワーク
発表1:廣松 航介【21世紀プログラム1年生】
演題:Urban Development for cyclists in Japan
発表2:小林 華菜パイト【21世紀プログラム2年生】
演題:Second language acquisition of English in Japan:The problem of test-oriented learning
発表3:上原 遼【21世紀プログラム1年生】
演題:How does linguistic distance affect second language acquisition in Japan?
 平成28年度グローバルサイエンスキャンパス「世界に羽ばたく未来創成科学者育成プロジェクト(FC-SP)」第2回交流・共通プログラムの一環として、12月17日(土)に九州大学伊都キャンパスセンター1号館で開催されました。
 3名の九大学部生による研究発表がすべて英語にて行われ、参加した生徒たちは熱心に聞き入っていました。
 グループワークではグループでの討論の後、全体討論も行われました。
質問やコメントが飛び交い、とても充実した時間になりました。

研究発表会
 

第1回意見交換会(10月15日)

 第1回公開講演会に引き続き開かれた意見交換会のテーマは、受講生同士の交流として、「時間を取りグループで話し合って考え、発表してもらう」というものでした。「雲の生成実験」というテーマに対して、2人1組に分かれて実験を行いました。 水、アルコール、ペットボトル等が各班に配布され、一体どのようにして雲が生成されるのか、皆さん興味津々です。何をどのようにして雲を作るか、ヒントを与えられながら、各班で試行錯誤しながら挑戦しました。ペットボトルの中で白い霧が出来たら、実験は成功のようです。全部の班が実験に成功しました。実験後は雲の生成について詳しい説明を受け、皆さん納得した表情を浮かべていました。次に、「では、自然界ではどのような状況で雲が生じるか」というテーマで班ごとに議論し合いました。発表した生徒は戸惑いながらも自分の考えをしっかりと述べることができました。想像力を働かせていろいろな考えが出され、質問やコメントが飛び交い、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
  最後になりましたが、講演いただいた辻さん、清水さん、当日の講演会紹介・司会をして下さった地球惑星科学科の吉田先生、数学科の辻井先生、意見交換会をお世話いただいたTAの皆さんに感謝いたします。有り難うございました。

第2回意見交換会(11月5日)
意見交換会
意見交換会
意見交換会
  講演会に引き続き開かれた意見交換会のテーマは、受講生同士の交流として、「時間を取りグループで話し合って考え、発表してもらう」というものでした。今回は、分子モデリングソフトを用いて、「フラーレンを作ってみよう」というテーマに対して、受講生が4人1組になり、TAの方々の指示やアドバイスを受けながら、実際にソフトに触り、試行錯誤しながらフラーレンを作りました。
 続いて「フラーレンは化学的に安定だと言われている」という説明を受け、「なぜ安定なのか?」というテーマに対してフラーレンの構造を観察しながら考えを話し合い、発表してもらいました。どのグループも、独自の視点からの考えや、セミナーや講演会で得た知識を活かしながら発表を行い、充実した時間になりました。今回も皆さんの生き生きとした表情が印象的でした。
  最後になりましたが、講演いただいた横谷さん、安東さん、戌亥さん、講演紹介・進行をして下さった物理学科の佐藤先生、化学科の岡上先生、生物学科の中條先生、意見交換会をお世話いただいたTAの皆さんに感謝いたします。有り難うございました。

研究発表会 発表会新着情報

研究発表会

 いよいよ成果発表会の日です。2016年度の成果発表会は2017年3月21日(火)、九州大学西新プラザ大会議室A・Bで開催されました。保護者の方々に加えて、高校の先生や先輩・後輩、学科担当の教員、ティーチングアシスタントを務めた大学院生等、ESSPの修了生など大勢の出席をいただき、午前9時30分から午後4時過ぎまで生徒による研究成果発表会が行われました。発表に先立ち、「世界に羽ばたく未来創成科学者育成プロジェクト(FC-SP)」合同開会式を、山縣由美子本学理事の出席を得て行われました。
 発表会は、知的探求型プログラム(ESSP)において、昨年9月から自然科学の基礎を学んできた受講生がその成果を披露するものです。ESSPの成果発表会はこれまでスライドを使った口頭発表の形式で行われてきており、今年もその形式で進められました。2016年度の受講生計24名全員がスライド発表にのぞみました。一人の発表時間は8分間で、その後2分間の質疑応答を行いました。
 発表プログラムでは、物理学・化学・数学・生物学・地球惑星科学の各学科受講者による発表をランダムに配置しました。これは自分が属する学科以外の受講者の発表に接する機会を増やそうとの配慮によるものです。
 発表者は、各学科で習得した基礎的知識をふまえて、自ら発見した問題や与えられた課題を教員や大学院生等の指導を得て、自ら解いた結果を披露しました。どの発表もレベルが高く、教員や大学院生が聴いて楽しく興味をそそられるものでした。また発表では持ち時間が守られ、よく準備された素晴らしいプレゼンテーションでした。なかには数日間考え抜いてやっと解に至ったときの喜び、感動を言葉で表現した発表もありました。
 発表会開始直後は緊張のせいか、質問が少なかったのですが、場の雰囲気がなごんでくるにつれて次々に質問が飛び出しました。受講者はもちろん、大学院生やESSPの先輩、他のTPSPやADコースの生徒などからも鋭い質問が出され、質疑応答が活発に行われました。下のスナップ写真に写っている、緊張感あふれる真剣な表情と、苦労しながら自ら考えて問題を解いた喜びに満ちた笑顔とが生徒発表会のすべてを物語っています。

修了式

鈴木先生の講演風景
 2016年度修了式は、成果発表会終了後、午後4時30分から「世界に羽ばたく未来創成科学者育成プロジェクト(FC-SP)」合同修了式を、山縣由美子本学理事、中田正夫理学部長出席を得て行われました。山縣理事から各シードコース・アドバンストコースの代表者に修了証書が手渡されました。また各学科から選ばれた成績優秀者6名をエクセレント・スチューデントとし、中田正夫理学部長から表彰状が手渡されました。
 合同発表会で修了証書授与のあと、山縣理事から成果発表会に対する総評をいただきました。総評のなかでは、誰ひとりとして受講者がセミナーや発表などを落伍することなく受講者全員が立派にFC-SPを修了し、さらに多くの卒業生が科学の研究者をめざして進学・進級していることが高く評価されました。
 なお、修了式のあと、当日出席した受講者全員と、また学科ごとで受講者や講師・TA等との記念撮影をしました。さらにそのあと約1時間にわたって、受講者、保護者、担当教員、大学院生が参加して懇談を行ったのち解散、今年度の全てのプログラムを修了しました。。




 
Copyright ©2015Kyushu University Faculty of Sciences All rights reserved