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呉 継煒さんが日本気象学会 九州支部「支部奨励賞」を受賞しました。

  • 2025年3月10日(月)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 2 年の呉 継煒さんが日本気象学会 九州支部「支部奨励賞」を受賞しました。この賞は、日本気象学会 九州支部会員で、「気象学の向上に資する研究を行っている」、「気象学の教育・啓蒙活動を積極的に行っている」、「気象学を応用した活動で社会に貢献している」のいずれかの項目に該当する者を最大で 3 名選び顕彰しているものです。日本気象学会第 46 回九州支部発表会において表彰されました。

受賞者

呉 継煒 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 2 年)

研究テーマ

地球温暖化による台風活動の変化とそれに伴う東アジアの台風遠隔降水の変化に関する研究

研究概要

 台風本体の降水 (コア降水) と台風の間接的な影響 (遠隔降水) を分離・同定する客観的手法を開発し、東アジア全域にわたる台風による降水量および極端降水の長期変動傾向、また台風自体の活動度や経路の長期変動傾向との関連を明らかにした。これらの知見は、地球温暖化の進行によって予想される台風リスクの精度向上にも資することが期待される。