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大山 望さんが日本地質学会西日本支部・第 173 回例会「優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2022年3月11日(金)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 3 年 (DC1 学振特別研究員) の大山 望さんが日本地質学会西日本支部・第 173 回例会 (担当校:熊本大学、2022 年 3 月 5 日オンライン開催) で「優秀発表賞」を受賞しました。この賞は、全口頭発表の中から審査を経て優秀な講演が選ばれ、授与されます。

受賞者

大山 望 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 3 年)

研究テーマ

上部三畳系美祢層群桃ノ木層の堆積場とその昆虫化石組成の比較

研究概要

山口県の上部三畳系桃ノ木層の堆積場の推定と昆虫化石組成を調べた。その結果、静穏な湖沼堆積相から昆虫化石が多産し、それが少なくとも水平的に 1.3 km にわたって分布していることが分かった。桃ノ木層の昆虫化石は 13 目で構成されている一方、同時代のキルギス共和国マディジェン層等と比較すると、カゲロウ目やカワゲラ目、トンボ目の幼虫などの水生昆虫が非常に少ない。当時、水生昆虫が生息できない環境が広がっていた可能性が予察される。

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