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松下 祐子さんが九州大学若手女性研究者・女子大学院生優秀研究者賞 (九州大学女性優秀研究者賞 (伊藤早苗賞) )「最優秀賞」を受賞しました。

  • 2019年10月29日(火)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 3 年の松下 祐子さんが、九州大学若手女性研究者・女子大学院生優秀研究者賞 (九州大学女性優秀研究者賞 (伊藤早苗賞) )「最優秀賞」を受賞しました。

 この賞は 2018 年より九州大学によって設けられたもので、女性研究者育成を目的として優れた研究成果を挙げた若手女性研究者および女子大学院生を表彰するものです。第 2 回目となる今年度では、若手女性研究者 13 名と女子大学院生 17 名からの推薦を受け、3 分野 (人文・社会科学系、理工系、生命科学系) から各 1 名ずつ候補者が選出されました。その中から、それぞれ最優秀者 1 名と優秀者 2 名の受賞が決定されました。表彰式はアカデミックフェスティバル (10 月 19 日 (土) 開催) にておこなわれ、受賞者には久保総長から表彰状ならびに副賞が授与されました。

受賞者

松下 祐子 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 3 年)

研究テーマ

『低質量星から大質量星における星形成過程の統一的な解明』

研究概要

 成果1: 大質量星の形成過程をシミュレーションを用いた研究大質量星は低質量星と同様のメカニズムを持つことと、星が形成される際にアウトフローと呼ばれるフローが駆動されるが、その駆動メカニズムは磁場の効果によることを解明した。

 成果2: ALMA 望遠鏡の観測から、アウトフローとジェットを同時にもつ天体を発見。それぞれを詳しく解析すると 2 つのフローの軸が異なっていることを発見。2 つのフローの駆動原因が異なり、それは理論で予測された磁気駆動であることを示唆した。国立天文台・九州大学合同で「赤ちゃん星から聞こえた「ふたつの産声」」としてプレスリリースした記事も参考。

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