平成26年度九州大学オープンキャンパスが8月2日(土)、3日(日)、4日(月)の3日間開催されました。
理学部では、8月2日(土)に物理学科、化学科、地球惑星科学科、数学科、生物学科の5学科それぞれ別の会場で、学科長による学科紹介、講演会、研究内容のポスター展示、研究室・実験室見学などが行われました。今年も雨がぱらつくあいにくの天気でしたが、九州各地から多数の高校生が参加しました。
ここでは、そのオープンキャンパスの様子を各学科ごとに紹介します。画像をクリックすると拡大してご覧になれます。
物理学科では旧工学部本館をメイン会場にポスターによる研究紹介や物理学科の紹介、若手教員や大学院生が物理学を専攻した動機と現在の研究生活を紹介するショート・トークが行われました。午後からは参加者の希望をもとに9つの研究室のうちから2つを見学できる研究室ツアーを行いました。ツアーは理論系の研究室はセミナー形式、実験系の研究室は簡単な実験や実験装置の紹介などを行いました。午前の講演、午後の研究室ツアーとも大盛況でした。
化学科では文系大講義室をメイン会場に化学科の紹介や久下教授による講演(生体膜リン脂質の多様性と恒常性)、入試説明が行われました。メイン会場でのプログラムが終了した後は、会場近くの講義室で19の研究室がポスター展示を行い、参加者が興味を持った研究室を各自自由に訪問するスタイルを取っていました。少人数で研究室を訪問するため、研究内容だけでなく学生生活や受験勉強に関することまで、気軽に質問しやすい雰囲気を作っていました。
地球惑星科学科では文系の講義室をメイン会場に地球惑星科学科の紹介や高橋准教授による講演(水金地火木土天海 -磁石はどこを指す?-)、佐野教授による講演(2億5千年前の生物大絶滅の謎に迫る)が行われました。その後、大学院生による研究紹介が近くの4つの講義室で行われました。パネル展示や鉱物、岩石の展示、数々の実験、研究室スタンプラリーなど、おもしろい仕掛けが満載でした。
数学科は伊都キャンパスの稲森財団記念館をメイン会場に、数理学研究院長による挨拶の後、60分または90分の模擬講義、模擬セミナーを午前と午後の2回行いました。また、数学インフォメーションルームで数学科に関するよろず相談を受け付けていました。
生物学科では文系地区中講義室をメイン会場に、生物学科の紹介、実験装置や実験材料をみて研究内容の詳しく説明する研究室訪問が行われました。生物学科は毎年会場に入りきれないくらいの参加者が集まるため、今年も同じ内容のものを2回行うなど参加者に対するフォローも万全でした。
今年のオープンキャンパスは九州各県から多数の高校生が来訪しました。天気は昨年と同様にあまりよくありませんでしたが、7月後半の猛暑が続いた後だったため、多少なりとも過ごしやすい印象でした。参加者の方には存分に九州大学の雰囲気を味わってもらえたと思います。