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令和7年度 奨学金受給者報告書

氏名 Aさん
学科・専攻、学年 物理学科 2年
留学先(国名) ケンブリッジ大学ペンブロークカレッジ(イギリス)
留学期間 令和7年8月23日〜令和7年9月13日

留学内容について

 九州大学大学院言語文化研究院が企画し約10ヶ月にも及ぶ事前研修も実施、ケンブリッジ大学ペンブロークカレッジが九大成蹊大共同プログラムとして英語科目および学術専門科目を中心とした現地研修を直接運営してくださる。また、基幹教育「学術英語・集中演習」の科目(現地研修後の後期2単位)としての扱いとなる。

他国の人たちとの交流を通じてどのような変化がありましたか?

 アシスタントのケンブリッジ学生と多く話す機会があった。専門ではない領域まで多くのことに精通していたが、それがあらゆる学術的なバックグラウンドを持つ人との対話を通じてのことであることを教えてくれ、それが研究にも役に立っているみたいだった。他学部の人などと多く交流することの重要性を感じた。

留学によって変化が見られた事項について

 私の専門は、物理である。ケンブリッジ大学では、ダーウィンの進化論と遺伝学が融合されて、新しい研究分野が確立したことを聞いて、あらゆる分野に精通しながら、そこに共通点などを見いだすことの重要性を感じた。私は特に宇宙論に興味があるが、近年話題になっている情報分野などの他分野にも精通することで、新しい発見をしてみたいとより一層考えるようになった。

今回の留学がこれからの進路にどのように活かされますか?

 今回の留学を通じて、グローバルに活躍することの重要性や価値のようなものをひしひしと感じた。将来は、大学院や博士課程などで海外大学院にチャレンジしてみたいと強く考えるようになった。

留学を考えている学生に向けて留学して良かった事、準備しておけば良かった事等について

 一流の大学がどのようであるかを、実際に肌で感じることができたこと。教育方法や才能に差があるのではなく、日々勉強に熱心に励み、あらゆる人との交流などを通じて、たくさんの発見を成し遂げているのだと分かり、自分も頑張ろうと思えた。ケンブリッジ大学の教授から、科学の授業を受けられたことも貴重な機会で非常に良かった。

 事前研修がしっかり行われていたので、後悔はあまりなかった。強いて言うなら、イギリス英語を聞く訓練をもっとしておけば、留学初日から、ツアーガイドさんから多くのことを吸収できていたかもしれない。

 留学は、お金と勇気が必要です。お金はあらゆる奨学金を利用すれば、ある程度カバーできますし、留学で得られる経験には、投資する価値があると胸を張って言えます。なので、あとは勇気だけです。応募資料を出してしまえば、九大生なら、なんとかなります。最初の一歩、ぜひ踏み出してみてください。