| 氏名 | Lさん |
|---|---|
| 学科・専攻、学年 | 地球惑星科学科 1年 |
| 留学先(国名) | オレゴン州立大学(アメリカ合衆国) |
| 留学期間 | 令和2年2月20日～令和2年3月19日 |
留学中は、平日は午前8時からスピーキングやリスニングを中心とする授業、サイエンスの授業、アメリカ主にオレゴン州についての授業の3つを日替わりで受けました。午後は現地の学生が受けている授業に参加したり、学校施設の見学、ジムを利用したりと自由時間が多かったです。週末はポートランドやニューポートに行ったり、ダウンタウンに買い物に行くなど楽しい時間を過ごしました。
授業は朝早くから始まり、毎日様々なトピックについて先生やクラスメイトと話し合う、グループ内での意見を前に出てプレゼンテーションするというような内容でした。人前で意見を発言するのが得意ではない自分にとって最初は辛いと感じたり、ただ意見を言うだけではなくその理由についても問われる授業スタイルは戸惑うことも多かったのですが、間違えてもいいからたくさん発言する、どんな意見でも受け入れてくれる環境があったので授業内で発言したり、物事を論理的に考えられるようになったと感じています。語学力についても１ヶ月という短い期間では語彙力が急激に増やすことは出来ませんでしたが、ネイティブの間で使われているスラングを覚えたり、多少文法を無視してでも相手に伝えようとする意識などを得られました。授業の他にもルームメイトやパートナーとの交流は、日本との生活スタイルや文化の違いを直に感じられるいい機会となったほか、日々の会話を通して自分の英会話スキルを向上できる先生のような存在になりました。
現地での生活は寮生活で不便と感じる部分もあったが、自由時間を使って友達や現地の学生と勉強したり、美味しいご飯を食べたりして過ごす時間はとても充実していて、かけがいのないものとなりました。
現地の学生、とくにルームメイトやパートナーとの交流を通して感じたことはネイティブと会話をするのに重要なのは正しい文法で話すことではなく、英語で話す勇気と自分の意見を持つことです。食堂でご飯を買うときも定員さんは話しかけてくれます。そのときにただ無言でうなずくだけでその場を去るのか、それとも単語の連続でもいいから積極的に会話をしようとするのか、そのちょっとした意識が大きな変化を生むのだと思いました。さらに会話の中でも自分の意見を持ち、相手に伝えなければその場で話は終わってしまうし、知識を広げる機会も少なくなってしまいます。最初の方は自分から話しかけることも話しかけられても受け流してしまっていたが、徐々に生活にも慣れて自分から会話を始めたり質問や依頼も出来るようになりました。
午前中に参加したサイエンスの授業は、内容は知っていても学ぶ言語が英語になるととても難しく感じました。専門分野についてのリスニングやスピーキングは聞き取れなかったり、単語自体のレベルも上がり伝えたいことを英語に訳せないなどスムーズにいかないことに落ち込むときもあったが、知らない単語をノートにまとめ、あとで意味と発音を確認するなどして自分なりに克服する努力をするようになった。また、グループ内で話し合ってからプレゼンテーションを通してクラスで意見を共有する授業スタイルは、ただ新たな情報を知るのではなくその事柄の背景や様々な意見とともに学ぶことができ、話し合う前に自分の中で考えてからおこなうようになった。
今回の留学ではスピーキングを通して積極的に話すこと、物事を論理的に考えて相手に伝えることを養えたと感じる。この経験を活かして、自分の知識や視野を広げるためにも積極的にコミュニケーションを取るなどしていきたい。また、長期の語学留学もしたいと考えているので海外の大学で勉強していくのに英語力がどのくらい必要なのか、現地の学生の勉強に対する意識の高さなど日本にいては分からなかったことを知るとてもいい機会になった。
留学して良かったことは、知らない土地で短期間でも英語を使って生活したという経験は自信になります。そして1ヶ月英語を聞き続けると、少なくともリスニング力は上がったと実感できます。いきなり長期間の留学は不安、自分を変えるきっかけがほしいと考えているのならば、日本にいると経験できない貴重な時間を過ごせて語学力も高められるこのプログラムにぜひ参加してほしいです。
準備しておけば良かったことは、実際に留学しているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。事前にスケジュールやプログラム内容の紹介などはもらえるので自分が留学中にどんなことがしたいのか明確にしておくとさらに充実した生活を送れたと思いました。