
令和8年8月3日(月)~8月7日(金) (5日間)と令和8年8月23日(日) (1日間)の合計6日間、九州・山口地区の高校生向けにエクセレント・スチューデント・イン・サイエンス・育成プロジェクト (ESSP ver.2)を九州大学伊都キャンパスにて実施しました。本プロジェクトは前身である科学技術振興機構の「未来の科学者養成講座」の採択事業として平成21年度から行われていたものであり、平成30年度からは本プロジェクトであるESSP「ver.2」として九州大学理学部が独自に行っています。本プロジェクトでは、化学及び生物学の2分野において未来の科学者を育てることを目的としており、強い興味や豊かな才能をもつ高校生の応募者の中から8名を選抜し、夏休み期間を利用し、本学教員による大学レベルの講義及び実験の体験やシステム生命科学府大学院生による講演会に参加しました。

高校の授業では体験することができない大学での実験及び研究設備に触れていただき、難しい部分がありながらも充実したイベントとなり、本学理学部への関心を高めてもらうきっかけとなりました。
本プロジェクトで実験及び研究した内容についての成果発表会を行い、受講生同士で活発な質疑応答があり、高度な議論が展開されました。続いて、修了式では鈴木理学部長から修了証書が授与されました。
修了式後には懇親会を開催し、受講生、保護者、教員、学生スタッフとの交流の場を持ち、本学理学部に関する質問や数多くの意見交換を通じて、本学理学部のことを知っていただくことができました。
今後も、様々な切り口でのイベントの実施等を通じ、次世代の科学者育成に貢献して参ります。
3週間という短い期間に、研究に取り組み成果発表の準備まで成し遂げられた皆さんは、大変密度の濃い時間を過ごされたことと思います。成果発表会では、専門外の聴衆をも引きつける工夫に富んだスライドを用い、瑞々しい感性から生まれた発見を堂々と発表する姿、そして互いの研究に熱心に質疑応答を交わす姿を、深い感動をもって拝見させて頂きました。今回の機会を通じて知り合った友人や大学の先輩方との交流をこれからも大切にしてください。そして、科学研究への夢をさらに大きく育み、ますます成長されることを心より願っております。遠くない将来、同じ研究者として皆さんと研究の醍醐味を分かち合える日が来ることを楽しみにしております。最後になりましたが、受講生の皆さんを励まし支えてくださった保護者の皆様、また、この活動を支え実現に尽力してくださった先生方、大学院生の皆様に、心より感謝申し上げます。
受講生の皆さんが、わずか数日間という限られた時間の中で大学レベルの実験や研究に真剣に向き合い、成果としてまとめ上げられたことに、専門外の私も大変驚かされました。難しさを感じる場面も多かったと思いますが、粘り強く取り組み、化学・生物学それぞれの分野で自分なりの発見を言葉にしていく姿に、若い感性ならではのたくましさを感じました。また、大学院生による講演を通じて研究者の日々を身近に感じてもらえたことも、このプログラムならではの経験だったと思います。受講生一人ひとりを支えてくださった担当教員、TAの学生の皆さんの丁寧なご指導があってこその充実したプログラムでした。心より感謝申し上げます。