理学府物理学専攻修士課程2年の小田稜矢さんが、2026年9月10日(木)〜12日(土)にレンブラントホテル大分にて行なわれた「2026年日本液晶学会討論会・液晶交流会」において、「若葉賞 (学生ポスター発表賞)」を受賞しました。
この賞は、日本液晶学会の討論会等のポスター講演において、研究意欲に満ちた質の高い講演を行った人に授与されます。討論会等の開催時に大学院修士課程または学部もしくは高等専門学校 (専攻科を含む)に在籍している30歳以下の人を対象とした賞です。毎年複数名が選出され、受賞者は公式サイトにて掲載されます。
今回の受賞は、小田稜矢さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。
小田 稜矢 (物理学専攻 修士課程2年)
強誘電性スメクチックA液晶の自発的キラル対称性の破れと構造転移
2022年に発見された強誘電性スメクチックA液晶(層状の秩序を有する液晶)について、自発分極の静電相互作用に由来する自発的なキラル対称性の破れとそれがもたらす構造転移に関する理論的研究を行なった。特に平らな層からなる通常のスメクチックA相と、層法線が不連続にねじれたTGB相と呼ばれる相との間の転移について考察し、不純物による静電相互作用のスクリーニングと転移との関係を明らかにした。