理学府化学専攻修士課程2年の持丸敏輝さんが、2026年8月4日(火)〜6日(木)に京都の龍谷大学深草キャンパス成就館にて行なわれた「第37回 配位化合物の光化学討論会」において、「学生講演賞」を受賞しました。
この賞は、「発表時に学生であり、本人が口頭発表A(20分+討論5分)またはB(13分+討論5分)を行うことを行うこと”」を条件とした 学生向けの口頭発表賞。若手研究者の育成、学生の研究発表の質向上、光化学・錯体化学分野の次世代を担う人材の発掘 を目的とした賞で、毎年複数名が選出されています。選考は 研究の独創性・発表技術・討論の質 を基準に行われ、受賞者は公式サイトに掲載されます。
今回の受賞は、持丸敏輝さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。
持丸 敏輝 (化学専攻 修士課程2年)
新規三座NHC配位子を用いた鉄(III)錯体の構造制御と発光特性
本研究ではメチレン架橋型三座NHC配位子を新たに設計し、鉄(III)錯体の構造と光物性を検討した。より正八面体に近い配位構造と、単独では柔軟と考えられる配位子が錯形成によって示す高い剛直性により、シンプルな構造の配位子ながら発光寿命の延長を達成した。さらに、この錯体が高い励起状態還元電位を持つことも明らかにし、光機能性金属錯体の新たな設計指針を示した。