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2026年度九州大学オープンキャンパス(理学部)が開催されました。

  • 2026年8月7日(金)

 2026年8月1日(土)、伊都キャンパスにおいて、2026年度九州大学オープンキャンパス(理学部)が開催されました。今年も厳しい暑さの中での開催となりましたが、九州内外から多くの高校生や保護者の皆様にご来場いただき、会場は大いに賑わいました。

 当日は、各学科の特色を生かしたさまざまな企画が行われました。学科紹介や模擬授業、研究内容のパネル・ポスター展示など、理学部での学びや研究を「知る」企画に加え、研究室・研究施設の見学や実験、実演など、理学の面白さを実際に「体験する」企画も数多く実施されました。来場者の皆様にとって、理学部で学ぶことの魅力を身近に感じていただける一日となりました。

本ページでは、当日の様子を写真とともにご紹介します。

キャンパス内の様子・理学部共通の企画

 キャンパスの入り口付近や、理学部のあるウエスト1号館の入り口には総合案内ブースが設置され、来場者には資料やパンフレットが配付されました。キャンパス内の各所には学生スタッフが配置され、会場案内や質問対応を行うなど、安心して各企画に参加できる環境が整えられていました。今年も猛暑の中での開催となり、冷房の効いた休憩スペースでひと休みしながら、各学科の催しを巡る来場者の姿が多く見られました。昼食の時間帯には、食堂やコンビニエンスストア、ファストフードショップも多くの人で賑わい、キャンパス全体が活気に包まれていました。

 理学部共通の企画として、在学生による「何でも相談コーナー」も開催されました。高校生たちは和やかな雰囲気の中で、大学での授業や学生生活など、気になることを学生に直接質問していました。

物理学科

 物理学科では、研究内容を紹介するパネル展示のほか、「素粒子と宇宙」や「計算科学と日常」をテーマとした講義が行われ、大学で学ぶ物理学や情報科学の世界が分かりやすく紹介されました。また、少人数のグループで電気伝導の量子化を観測する「量子伝導」の実験や、高校物理で学ぶ単振り子を題材とした「重力加速度測定」の実験も実施されました。参加者は測定や解析、グループでの議論を通して、大学における実験や研究の進め方を体験しました。加速器・ビーム応用科学センターの施設見学ツアーも行われ、普段は目にする機会の少ない研究施設や設備に、参加者は興味深そうに見入っていました。講義、実験、施設見学を通して、物理学科の幅広い学びと研究に触れられる内容となっていました。

化学科

 化学科では、午前と午後に模擬授業が行われ、細胞や分子を光で観察する研究、天然物から薬をつくる化学、多孔性配位高分子、細胞膜を構成する脂質など、多彩なテーマが取り上げられました。化学科の学生によるポスター発表会では、学生たちが取り組んでいる最先端の研究が紹介され、来場者は説明を聞きながら化学への理解を深めていました。また、各研究室を訪問する研究室見学会では、教員や学生の案内のもと、実際の研究環境や研究内容に触れることができました。午後には、化学科の学生との交流会も開催されました。参加者は、入試対策やキャンパスライフ、卒業後の進路などについて学生に直接質問し、大学生活をより具体的に思い描いている様子でした。

地球惑星科学科

 地球惑星科学科では、午前と午後の2部構成で学科紹介と講演が行われました。講演では「宇宙天気と気候変動」や「宇宙における分子進化」をテーマに、地球から宇宙までを対象とする地球惑星科学の幅広い研究が紹介されました。研究室紹介の会場には、星や惑星の形成、地球内部の現象、流体シミュレーション、気象、火山などに関するパネルやポスターが並び、学生が研究内容を分かりやすく解説しました。火山噴火の模擬実験やコリオリの力を体験する実演も行われ、来場者は地球や惑星で起こる現象を楽しみながら学んでいました。さらに、岩石や鉱物の標本展示、顕微鏡を使った微化石や岩石薄片の観察も行われました。参加者は実物の標本を間近で観察し、地球惑星科学の研究対象の多様さに触れていました。

数学科

 数学科では、午前と午後に複数の模擬授業が行われました。パズルに潜む抽象数学、5次方程式、データ分析と数理モデル、線形代数学、インターネットの安全を支える暗号技術など、多彩なテーマを通して、数学の奥深さや社会とのつながりが紹介されました。また、午前には教員らが質問に答える「数学科なんでも座談会」が開かれ、大学で学ぶ数学や九大数学科について、参加者からさまざまな質問が寄せられました。午後の学生との相談会では、数学科での学生生活や卒業後の進路・就職などについて、学生から直接話を聞くことができました。模擬授業と相談企画の両方を通して、参加者は数学を学ぶ面白さだけでなく、数学科での大学生活や将来の進路についても理解を深めていました。

生物学科

 生物学科では、午前中に学科紹介、入試や入学後の生活についての説明、研究紹介が行われました。研究紹介では、生体高分子機能学や生態科学に関する研究が取り上げられ、生物学科で行われている研究の一端が紹介されました。午後には、各研究室を巡る研究室見学が3回に分けて実施されました。参加者は興味のある研究室を訪れ、教員や大学院生による説明を聞きながら、研究内容や実験設備について理解を深めました。各研究室では、実験のデモンストレーションや研究内容の紹介が行われ、参加者は生物学の研究現場を間近に感じていました。午前の学科・研究紹介から午後の研究室見学まで、生物学科の学びと研究を幅広く体験できる一日となりました。