理学府化学専攻修士課程1年の渡邉匠真さんが、2026年6月19日(金)〜6月20日(土)に東京高尾山麓のタカオネにて行なわれた第47回光化学若手の会において、「最優秀ポスター発表賞(& Chemical Science Poster Award)」を受賞しました。
この賞は、次世代の光化学を担う若手研究者を育成し、人材ネットワークの構築に向けた交流を行うことを目的とした光化学若手の会において、優秀発表者へ贈られる賞です。
今回の受賞は、渡邉匠真さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。
渡邉 匠真 (化学専攻 修士課程1年)
二段励起発光分光法で紐解くEu(III)イオンの非発光性準位ダイナミクスの環境依存性
本研究では、当研究室で開発した二段励起発光分光法を用いて、Eu(III)錯体の非発光性準位の占有数変化を実時間観測した。一段目の光で非発光性準位を生成し、二段目の光で発光性準位へと能動的に励起した際の発光増強から占有数変化を追跡した。その結果、異なる配位環境を持つ錯体で非発光性準位の減衰時定数が1.2 msと93 μsとなり、周囲環境により寿命が一桁以上変化することを明らかにした。