小川翔也助教が、2026年度「第21回素粒子メダル奨励賞」を受賞しました。
この賞は、素粒子論分野において優れた研究業績を挙げた若手研究者に授与される賞です。
今回の受賞は、小川助教の研究への継続的な取り組みが実を結んだ結果であり、今後の研究活動のさらなる発展が期待されます。
小川 翔也 (理学研究院物理学部門 助教)
Unified exact WKB framework for resonance — Zel’dovich/complex-scaling regularization and rigged Hilbert space —
本論文では、量子力学や場の理論に現れる共鳴状態に対して、厳密WKB法を用いた統一的解析枠組みを構築しました。Zel'dovich正則化、complex scaling法、rigged Hilbert spaceという異なる定式化の関係を明らかにし、共鳴状態を非摂動論的に理解するための枠組みを提案しました。また、可解模型による検証を通して、散乱理論や非エルミート量子系、リサージェンス理論をつなぐ新たな視点を提示した点が評価されました。