日本火山学会は2026年5月18日、2026年度第1回日本火山学会理事会において、九州大学理学研究院地球惑星科学部門所属の大橋正俊助教の「日本火山学会研究奨励賞」受賞が決定したことを発表しました。
この賞は火山学に関する優れた論文を発表し、将来火山学の発展への貢献が期待される35歳以下の火山学会会員に授与される賞です。
今回の受賞は、大橋助教の研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。
大橋 正俊 (理学研究院地球惑星科学部門 助教)
火山噴出物の気泡組織に関する多角的研究
大橋助教は、噴火のしくみを明らかにするため、火山噴出物に残された気泡の形や大きさを手がかりに研究を進めてきた。数値計算、室内実験、実際の噴出物の観察を組み合わせ、気泡が成長・変形・合体する過程を解析してきた。これにより、マグマが地下から上昇し、噴火直前にどのように加速したのかを推定する新しい方法の発展に貢献した。これらの研究は、噴火の予測や火山災害の軽減にもつながることが期待される。