大学院理学府化学専攻修士課程1年(受賞当時)の 山本翔悟さんが、2025年12月に九州大学伊都キャンパスで開催された錯体化学若手の会 九州・沖縄支部 勉強会において、「ポスター賞」を受賞しました。この賞は錯体化学会の部会として錯体化学に関連した分野で研究を行っている若手(40歳以下)の研究者(大学・企業・研究所の研究者)および大学院生・大学生が、九州・沖縄支部勉強会で発表したポスター発表者の中から、優秀な発表者に贈呈される賞です。
今回の受賞は、山本翔悟さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。
山本 翔悟 (受賞当時:大学院理学府化学専攻 修士課程1年)
シアニド金属錯体の欠陥形成を利用した無水イオン伝導体の開発
近年、無水環境で作動するプロトン伝導体の開発が求められている。本研究では、シアノ金属錯体固体酸 H3Co(CN)6 を前駆体とし、加熱によりシアニド欠陥を導入した HxCo(CN)γ を合成した。欠陥導入後も結晶構造は維持され、細孔形成が確認された。さらに 418 K で 7.21×10^-5 S/cm の無水プロトン伝導を示し、欠陥設計による新規固体電解質材料の開発可能性を示した。