香川大学教育学部の徳田一起講師、九州大学大学院理学研究院の町田正博教授らの研究グループは、地球から最も近い(約450光年先)星の誕生現場で、おうし座方向にある分子雲コアMC27をアルマ望遠鏡の高周波受信機(Band 9)で観測を行いました。
その結果、原始星およびその円盤のすぐそばに約1,000 天文単位の直径をもつリング状ガス雲が存在することを初めて明らかにしました。
このリングはその形が非常に特徴的というだけでなく、温度が周囲に比べて10 K(ケルビン)以上高く、ほんのりと暖かいことも判明しました。
星の赤ちゃんが磁力線の束(=磁束)を吐き出す「くしゃみ」をすることが近年の研究で判明しつつありましたが、このくしゃみによる衝撃波によってガスが暖められた現場を初めて捉えたものと考えられます。
星の誕生直後は周囲のガスの温度や密度を大きく変化させながら進化することを捉えた貴重な観測成果となります。
本成果は、2026年4月2日に、「The Astrophysical Journal Letters」で公開されました。(https://iopscience.iop.org/article/10.3847/2041-8213/ae47ec)
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