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九大化学フェスタ2025において川崎凛さんが「最優秀ポスター賞」を、髙田亜美さんが「優秀ポスター賞」を受賞しました。

  • 2026年4月2日(木)

 2025年12月に九州大学で開催された九大化学フェスタ2025において、理学部化学科学部4年の川崎凛さんが「最優秀ポスター賞」を、大学院理学府化学専攻博士課程1年の髙田亜美さんが「優秀ポスター賞」を受賞しました。これら2つの賞は、理学部化学科(理学府化学専攻)の学生が主体となって研究成果を披露しあうシンポジウム「九大化学フェスタ」において、全ポスターの中から 優れた発表に贈られる賞です。

 今回の受賞は、川崎凛さん・髙田亜美さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。

九大化学フェスタ2025「最優秀ポスター賞」受賞者

川崎 凛 (理学部化学科 学部4年)

研究テーマ

第一遷移金属錯体の光機能化を目指した三座配位子の設計と合成

研究概要

OLEDや太陽電池に用いられる光機能性錯体は、現在主にPtやIr、Ruなどの貴金属を中心金属としています。しかし、コストや資源の観点からFeやCo、Niなどの安価金属への代替が求められています。例えばRu(bpy)₃とFe(bpy)₃では発光寿命に大きな差があり実用化が困難です。本研究では、この課題を解決するため、NHC配位子を用いた新たな錯体設計に取り組んでいます。

九大化学フェスタ2025「優秀ポスター賞」受賞者

髙田 亜美 (大学院理学府 化学専攻博士課程1年)

研究テーマ

カルバゾールの繋ぎ方で変わる発光特性

研究概要

熱活性化遅延蛍光(TADF)は三重項励起状態を熱励起により一重項励起状態に変えることで得られる発光であり、有機EL発光層への応用が期待されています。本研究では、トリアジンコアを持つカルバゾールデンドリマー、オリゴマーのカルバゾールの結合部位や置換数が異なる分子に着目し、励起状態の電荷移動(CT)性とTADFの関係性を高速分光により調査しました。結果、カルバゾールの分岐や伸長が励起状態のCT性の増強に繋がり、高効率なTADFを達成できることが判明しました。