システム生命科学府一貫制博士課程1年の岩永柊さんが、2025年9月に東京環境工科専門学校で開催された「日本蜘蛛学会 第57回大会」において行った研究発表で、「日本蜘蛛学会学生発表賞」を受賞しました。この賞は、年次大会において学術的に優秀な研究口頭発表を行った学生会員に与えられるものです。
今回の受賞は、岩永さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。
岩永 柊 (システム生命科学府 一貫制博士課程1年)
ヨダンハエトリ雄の触肢にみられる色彩多型
優れた視覚能力を持ちカラフルな種が多いハエトリグモ科は、性特異的な色彩の進化を考察する上で有用なグループである。ヨダンハエトリの雄成体には、触肢に白毛が密生する「白型」と全体が暗灰色になる「黒型」という色彩多型がみられる。ハエトリグモは雄が触肢を動かして雌に求愛するため、触肢の色彩は性選択の対象となる可能性がある。本研究では、本種の色彩多型の出現経緯と維持機構の解明に向け、触肢の色彩パターンの評価、ミトコンドリアCOI塩基配列と色彩型との関係を探った。