大学院理学府化学専攻修士課程1年の森山太陽さんが2025年11月に島根県松江市で開催された「第39回分子シミュレーション討論会」において行った研究発表で、「学生優秀発表賞」を受賞しました。この賞は、学生による優れた研究発表を奨励し、研究発表技術の向上を目指すために設けられた賞で、対象は「第39回分子シミュレーション討論会において発表者として研究発表を行う学生」です。
今回の受賞は、森山さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。
森山 太陽 (大学院理学府化学専攻 修士課程1年)
植物の触覚応答を担う膜感圧性チャネル MSL10 の分子動力学シミュレーション
従来、神経系を持たない植物では、動物に見られるような高度な情報処理は行われないと考えられてきた。しかし近年、細胞内のCa²⁺伝播が嗅覚や触覚に相当する応答を導く可能性が示唆されている。さらに、このCa²⁺伝播の初期段階として、特定のタンパク質がトリガーとして機能する可能性も浮かび上がってきている。本研究は、そんな植物の感覚応答の「起源」とも位置づけられるタンパク質の活性化メカニズムを、分子シミュレーション技術を用いて解明することを目的とした。