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三島瀬里香さんが「日本地震学会2025年度秋季大会 日本地震学会学生優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2025年12月17日(水)

 大学院理学府地球惑星科学専攻修士課程1年の三島 瀬里香さんが2025年10月に福岡市で開催された「日本地震学会2025年度秋季大会」において行った研究発表で、「日本地震学会学生優秀発表賞」を受賞しました。この賞は、学生による優れた研究発表を奨励し、研究発表技術の向上を目指すために設けられた賞で、対象は「日本地震学会秋季大会において発表者として研究発表を行う学生」です。

 今回の受賞は、三島さんの研究内容と発表技術が高く評価されたことを示すものであり、今後の研究活動への大きな励みとなることが期待されます。

受賞者

三島 瀬里香 (大学院理学府地球惑星科学専攻 修士課程1年)

研究テーマ

発震機構データを用いた九州内陸の地震発生層における応力鉛直変化検出の試み

研究概要

本研究では九州内陸において、下部地殻から直接力を受けている可能性がある地震発生層底から上部への応力場の鉛直変化を調べ、原因となる下部地殻変形や上部地殻での応力不均質の検出を目的とした。地震データから発震機構解を求め、水平・鉛直方向に細かく応力場を推定した。特に八代海南部では深さ10~15㎞において下部地殻からの応力変化とも10㎞以浅の場とも異なる応力場が検出でき、水平・鉛直方向に局所的な応力不均質が示唆された。

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