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濱村教授らの研究グループが銅を“鉱石レベル”まで高濃縮する新規微生物を発見しました。

  • 2025年12月15日(月)

ポイント

  • 鉱山跡地から銅を高濃縮する鉄酸化細菌を発見
  • 分離株は銅を鉱石レベルまで高濃縮
  • 複数の銅排出遺伝子群に支えられた堅牢な銅耐性を保有
  • 独立栄養菌であり“カーボンニュートラル型”の銅回収技術へ応用できる

概要

 愛媛大学大学院農学研究科 光延聖 教授、谷本和也 大学院生は、理化学研究所 加藤真悟 上級研究員、日本原子力研究開発機構 徳永紘平 研究員、九州大学大学院理学研究院 濱村奈津子 教授との共同研究によって、銅を“鉱石レベル”まで濃縮固定できる新規鉄酸化細菌を初めて純粋分離し、その強力な鉄酸化作用が銅の高濃縮を引き起こす仕組みを明らかにしました。本成果は、微生物を利用した有価金属回収(バイオマイニング)や環境浄化技術の開発に繋がる重要な結果です。

 なお、本研究成果は、2025年11月30日付で米国Wiley社から刊行された国際科学誌「Environmental Microbiology」に掲載されました。(https://doi.org/10.1111/1462-2920.70212)

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