
令和7年10月24日(金)、筑紫女学園高校サイエンスコース2年生の生徒34名が九州大学理学部を訪問しました。当日は、寺嵜学部長から理学部全体の説明を受けた後、4班に分かれ、物理学科、化学科、地球惑星科学科、生物学科の研究室見学を行いました。
高校の授業では触れることの少ない最先端の研究設備や研究内容について、各学科の教員から直接説明を受け、質問を通じて理学部の魅力をより身近に感じることができました。また、高校で学んでいる内容が大学での研究にどのように繋がっているのか、重視されている視点や考え方についても理解を深める機会となりました。

見学後の懇談会では、「研究室を見学したことで理学部へのイメージがより具体的になった」「教員の説明がとても面白く、理学部への興味が増した」などの感想が高校生から発表されました。さらに、高校生からの質問に対して教員が自身の実体験を交えて回答する場面もあり、理学部に対する理解を深めるとともに、今後の進路選択について考える良いきっかけとなりました。
九州大学理学部は、令和5年5月25日(木)、国立大学法人10大学(九州大学と北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、広島大学)の理学部で連携し、ジェンダーバランスの課題に取り組むことを宣言し、声明を発表しております。今後も、今回のような見学を通じ、積極的に理学部へ進学する女子学生や女性研究者の卵の育成に貢献して参ります。
※上記声明の詳細内容は下記HPにて公開しております。
昨年に引き続き、筑紫女学園高校の生徒の皆さんをお迎えしました。毎年、目を輝かせて見学している高校生の姿に元気をもらっています。研究の現場を実際に訪れてみて、如何だったでしょうか。理学部に対する印象が大きく変わった方もいるのではないでしょうか。この見学を是非とも今後の進路選択に役立てて、研究の世界に興味を持って進学して来てくれると大変嬉しく思います。
研究室見学後の懇談会では、理学部に対するイメージが良い意味で一変した、理学部でされている研究にとても強い印象を受けた、という生徒の皆さんの感想が述べられ、そのように感じて頂けて本当に良かったなと理学部教員として思った次第です。生徒の方々の素朴な質問を通した交流で、我々教員の学問に対する情熱にも触れて頂けたのではないでしょうか。高校の先生からは、九大理学部の強みがどこにあるのかどのように知ったらよいでしょうというご質問もありました。理学部・各学科・各研究室ホームページでも積極的に情報発信しておりますので、活用頂ければと思います。