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2025年度九州大学オープンキャンパス(理学部)が開催されました。

  • 2025年8月6日(水)

 2025年8月3日(日)に伊都キャンパスにて、猛暑の中ではありましたが、2025年度九州大学オープンキャンパス(理学部)が盛況のうちに開催されました。九州内外から多くの高校生や保護者の方々にご来場いただきました。

 当日は、各学科ごとに特色のある催しが行われました。学科紹介や講演会、研究内容のポスター展示など、理学部を「知る」ための企画に加え、研究室・研究施設の見学や公開実験など、理学部を「体験する」イベントも充実していました。 いずれの企画も理学部の魅力にあふれ、来場者の皆様にとっても意義深い1日となったことと思います。

 本ページでは、当日の様子を写真とともにご紹介しています。

キャンパス内の様子・理学部共通の企画

 キャンパスの入り口付近や理学部のあるウエスト1号館の入り口には総合案内がブースが設置され、来場者には資料やパンフレットが配付されました。キャンパス内の各所には学生スタッフが配置され、道案内や質問対応など、安心して参加できる環境が整っていました。猛暑のなかでも、冷房の効いた休憩スペースでひと休みしながら、各学科の催しに参加される方の姿が多く見受けられました。昼時には食堂やコンビニ、ファストフードショップが賑わい、行列ができるほどの活気でした。

 理学部共通の企画として、お昼には高校教員と理学部教員による懇談会が行われ、高校・大学の垣根を越えた自由な意見交換の場となりました。また、在学生による「何でも相談コーナー」も開催され、高校生たちはフランクな雰囲気の中で、学生生活や学びに関する様々な質問を気軽に投げかけていました。

物理学科

 物理学科では、研究内容を紹介するパネル展示に加えて、大学で学ぶ科目を入門的に解説する模擬講義が行われました。さらに、参加型イベント「アイデアソン」では、チームでアイデアを出し合って紙を加工する飛行体を制作。最後は実際に飛ばし合って大いに盛り上がりました。加速器・ビーム応用科学センターや低温センターの施設見学ツアーも実施され、公開実験などの工夫により、体験型イベントとして多くの参加者の興味を引きました。

化学科

 化学科では、午前中に模擬授業、博士課程学生による研究発表会、研究室見学会が行われ、午後からは引き続き研究室見学会と九大理学部化学科学生との交流会が行われました。研究室見学会や交流会は事前予約不要ということもあって、化学に興味があるたくさんの人が訪れていました。また交流会会場で入試対策や就職先など一般的な質問を投げかけるだけでなく、研究室でも教員や大学院生による研究内容の解説と併せて、大学生活の日常について話を訊くこともできました。

地球惑星科学科

 地球惑星科学科では、午前と午後の2部構成で学科紹介と講演を行い、各研究室のパネル・ポスター展示、標本展示、実演ブースなどが設置されました。参加者は岩石や化石を間近で観察したり、簡単な実験を体験したりすることができ、年齢を問わず楽しめる内容でした。また、ブースを巡りながら参加するクイズラリーも好評で、高得点者には地球惑星科学科ならではのオリジナル景品が配られるなど、工夫が凝らされていました。

数学科

 数学科では、午前・午後に模擬授業が行われ、身近なテーマを通して数学の面白さや不思議さに触れられる内容が展開されました。また、数学科の進路相談室も設けられ、高校生は教員や大学院生に対して数学科に関するさまざまな質問をし、学生生活や受験に関する具体的なアドバイスを受けるなど、学びへの関心を深める充実した時間となっていました。

生物学科

 生物学科では、午前中に学科紹介、入試説明、講演、研究紹介が行なわれ、午後からは3部制の研究室見学ツアーが実施されました。参加者は興味のある研究室を3つ選び、教員や大学院生による丁寧な説明を受けながら、研究内容や実験設備について理解を深めました。各研究室ではデモンストレーションや実験室の案内があり、生物学の研究現場を肌で感じることができるような工夫がなされていました。