地球惑星科学専攻 博士後期課程3年の菖蒲迫 健介さんが「日本地球惑星科学連合2025年大会」において学生優秀発表賞を受賞しました。この賞は、日本地球惑星科学連合 2025年大会において、優秀な発表を行った学生を表彰するものです。2025年大会では、900名を超える学生のエントリーがあり、各セクションにおけるエントリー数の約5~10%が「優秀発表」として選ばれました。
菖蒲迫 健介 (地球惑星科学専攻 博士後期課程3年)
陽解法に基づくブシネスク対流の線形安定性解析および高精度な粒子法による検証
惑星内部ダイナミクス現象の解明には、大変形を伴う混相流れの精確なシミュレーション技術が不可欠である。本研究では、このような流れに有効な粒子法に関する基礎的研究を深化させ、その高精度化と高速化を実現した。高精度化には最小二乗SPH法を開発し実装した。高速化には計算の陽解法化と時間刻み幅を増大させる手法を導入することにより達成した。加えて、導入した高速化パラメータの理論的上限を線形安定性解析から制約した。