大学院理学府 化学専攻 修士課程 1 年の宮﨑 加奈子さんが日本原子力学会 九州支部「奨励賞」を受賞しました。この賞は、2024 年 12 月 7 日に開催された日本原子力学会 九州支部 第 43 回研究発表講演会における優秀な講演に対して贈られます。
宮﨑 加奈子 (大学院理学府 化学専攻 修士課程 1 年)
福島第一原発から放出された"放射性セシウム原子"の可視化
福島県内で採取された土壌から単離された高濃度放射性セシウム含有微粒子 (CsMP) 中のポルサイトの電子顕微鏡観察により、原子炉由来の放射性 Cs 原子を世界で初めて可視化しました。このようなポルサイト粒子が観察されたことは、炉内の不均一な Cs 分布を示唆しています。また、このポルサイトは構造中に含む放射性 Cs による自己 β 線照射に対して長期間安定です。