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小畑 佑介さんが日本気象学会 2024 年度秋季大会「松野賞」を受賞しました。

  • 2024年12月23日(月)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 1 年の小畑 佑介さんが日本気象学会 2024 年度秋季大会「松野賞」を受賞しました。この賞は、自身が主体的に行い、独創性が高く顕著な成果の得られた研究に関し、優れた発表をした学部学生・大学院学生を顕彰するものです。

受賞者

小畑 佑介 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 1 年)

研究テーマ

福岡平野周辺における夏季積乱雲の発生環境場解析

研究概要

 近年、道路を冠水させたり航空機の運航に影響を及ぼしたりする短時間の局地性大雨が、東京や福岡のような都市部で夏季に頻発している。そのような局地性大雨をもたらす積乱雲の発生・発達に好都合な大気環境場は、風系や地形の影響を強く受けて地域ごとで異なると考えられる。
 本研究では、夏季に福岡平野およびその周辺部で発生する局地性大雨に着目し、その発生環境場を調査した。その結果、総観規模の南方からの水蒸気流入と熱的局地循環による海風侵入により大気下層に湿潤な場が形成され、さらに上空に寒気が流入することによって、局地性大雨発生に好条件な環境場となることが示された。

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