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大隈 玲央奈さんが第 36 回植物脂質シンポジウム「最優秀ポスター賞」を受賞しました。

  • 2024年10月31日(木)

 大学院システム生命科学府 一貫制博士課程 2 年の大隈 玲央奈さんが第 36 回植物脂質シンポジウム「最優秀ポスター賞」を受賞しました。この賞は、2024 年 9 月 12 日~ 13 日に東京薬科大学八王子キャンパスで行われた、第 36 回植物脂質シンポジウムにおいて、最も優れたポスター発表を行った発表者に対し贈られます。

受賞者

大隈 玲央奈 (大学院システム生命科学府 一貫制博士課程 2 年)

研究テーマ

糖脂質 DGDG はシロイヌナズナの気孔葉緑体形成に必須である

研究概要

 気孔の孔辺細胞には植物特有のオルガネラである葉緑体が存在しています。孔辺細胞の葉緑体は、形態的特徴や脂質組成が葉肉細胞の葉緑体と異なることが知られていますが、その形成メカニズムについてはよく分かっていません。そこで私たちは、気孔葉緑体の形成を統括する制御因子を探索するために順遺伝学的な変異体スクリーニングを行い、新たに単離した気孔葉緑体形成不全変異体 achs4 の原因遺伝子同定や表現型解析を行いました。その結果、植物に特徴的な糖脂質である DGDG が気孔葉緑体形成に必須の脂質分子種であることを明らかにしました。

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