令和6年10月21日(月)、筑紫女学園高校サイエンスコース2年生の生徒40名が九州大学理学部を訪問しました。当日は、寺嵜学部長から理学部全体の説明を受けた後、10名ずつの4班に分かれ、物理学科、化学科、地球惑星科学科、生物学科の研究室見学を行いました。
高校の授業では見ることのできない最先端の研究設備や研究内容について、各学科の教員から説明を受け、直接質問することで、理学部の魅力をより身近に感じてもらいました。また、高校で学んでいることが大学での研究にどのように繋がるのか、重視されている視点や考え方についても知っていただくことができました。
見学後の懇談会では、高校生からの質問に対して教員が実体験を交えた回答を行い、理学部に対する知識を深めもらうとともに、大学院への進学や卒業後の就職など、今後の進路選択についても考える良い機会となりました。
九州大学理学部は、令和5年5月25日(木)、国立大学法人10大学(九州大学と北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、広島大学)の理学部で連携し、ジェンダーバランスの課題に取り組むことを宣言し、声明を発表しております。今後も、今回のような見学を通じ、積極的に理学部へ進学する女子学生や女性研究者の卵の育成に貢献して参ります。
※上記声明の詳細内容は下記HPにて公開しております。
昨年に引き続き、筑紫女学園高校の生徒の皆さんをお迎えしました。大学の研究の現場を実際に見て、多くの刺激を受けて関心を高めてくれたのではないでしょうか。天候にも恵まれ、伸び伸びとした伊都キャンパスの環境にも好印象を持っていただけたものと思います。今後、研究の世界にますます興味を持って理学部に進学して来てくれると大変嬉しく思います。
各学科の研究室見学では、歓声があがったり、積極的な質問があったりと、生徒の皆さんの高いモチベーションが印象的でした。また懇談会では、理学部に対する素朴な疑問等について意見交換することができ、とても有意義な時間となりました。今回の見学をきっかけに、理学部の研究や教育に関心をもってもらえれば嬉しいです。