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熊本信愛女学院高校が九州大学理学部の各種展示を見学

  • 2024年9月30日(月)
地球惑星科学科の研究紹介
地球惑星科学科の研究紹介

 令和6年9月20日(金)、熊本信愛女学院高校特進選抜コース1年生18名が九州大学理学部を訪問しました。ウエスト1号館正面入り口のエントランスホールには、理学部各学科が常設展示を行っており、当日は、地球惑星科学科 清川准教授、生物学科 熱田講師による各学科の研究内容等の説明を受けるとともに、各学科の展示物見学を行いました。

生物学科の研究紹介
生物学科の研究紹介

 高校の授業では見ることができない貴重な標本や研究成果に係る資料に触れつつ、両教員の大学での学問や研究に係る話に熱心に耳を傾け、説明後に積極的に質問をする生徒も多く、今回の見学を通じ、大学での学問及び理学部の魅力を感じてもらいました。本取り組みは昨年度に引き続き2度目の実施であり、文理選択前の1年生へ今後の進路選択の一つの可能性として、理学部を考える一つのきっかけになったのではと感じます。

 また、九州大学理学部は、令和5年5月25日(木)、国立大学法人10大学(九州大学と北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、広島大学)の理学部で連携し、ジェンダーバランスの課題に取り組むことを宣言し、声明を発表しております。今後も、今回のような見学を通じ、積極的に理学部へ進学する女子学生や女性研究者の卵の育成に貢献して参ります。

研究で採取した鉱物に触れる高校生
研究で採取した鉱物に触れる高校生
展示パネルの研究内容を説明
展示パネルの研究内容を説明

コメント

地球惑星科学科 清川准教授

地球惑星科学にはどのような分野があり、またどのような発展の可能性があるのかについて、質問を交えながら話をしました。宇宙、気象、地震、火山、環境、地球の歴史、化石など、地球について考える際には、さまざまな方法を用いて問題解決に取り組む必要があります。高校生活では、しっかりと基礎力を身につけ、将来やりたいことを見据えて努力してほしいと願っています。

生物学科 熱田講師

たった1つの受精卵から個体ができるまでの過程を調べる発生生物学について、また、手足の形成に関する研究内容について紹介しました。ワクワク感を伝えきれたかはわかりませんが、生き物のかたちづくりのダイナミックさをわずかでも感じとってもらえれば幸いです。ミクロな細胞内での出来事や、マクロな生態系にまつわることまで、生命現象は無数に存在し、まだまだ謎に満ち溢れています。少しでも謎解きに興味が沸いたら、迷わず生物学の世界(特に九大生物!)に飛び込んで欲しいと思います。