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西畑助教が第1回(2023年)AAPPS-JPS Awardを受賞しました。

  • 2024年2月13日(火)

 大学院理学研究院物理学部門の西畑洸希助教が第1回(2023年)AAPPS-JPS Awardを受賞しました。この賞は、アジア地域の物理学振興のため、AAPPSと日本物理学会が共同で、卓越した研究成果を挙げている若手研究者の功績をたたえるために制定されたもので、本賞の受賞対象者は、顕著な学術業績がある学位取得後10年以内の本会の会員でかつ、その年のC. N. Yang Awardに推薦された研究者です。受賞者は日本物理学会・年次大会において表彰されます。

受賞者

西畑 洸希 (大学院理学研究院 物理学部門 助教)

研究テーマ

スピン偏極不安定核ビームによる中性子過剰核の特異な構造の解明

研究概要

 不安定核の研究は、核子系を体系的に理解するために重要です。天体の爆発的な現象や宇宙の元素合成の理解に不可欠です。西畑助教は不安定核のスピン偏極を用いて、不安定核の研究をすすめる新たな手法を開発してきました。この開発により、これまでより多くの核種に適応できるスピン偏極技術を確立しました。さらに、この技術を駆使して不安定核の新たな準位を見出し、スピンバリティを決定することに成功しました。不安定核研究のさらなる発展が期待されています。

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