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今田衣美さんが2023年度日本気象学会「松野賞」を受賞しました。

  • 2024年2月13日(火)

 大学院理学府地球惑星科学専攻修士課程2年の今田 衣美さんが2023年度日本気象学会「松野賞」を受賞しました。この賞は、自身が主体的に行い、独創性が高く顕著な成果の得られた研究に関し、優れた発表をした学部学生・大学院学生を顕彰するものです。日本気象学会の秋季大会において、自らが候補者として申請のうえ発表した学生を対象として、選考委員約25名による審査を行い、およそ5名の発表者に対して1名の割合で受賞候補者を選定し、理事会にて決定されました。

受賞者

今田 衣美 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程2年)

研究テーマ

逆問題による大気ラム波自動検出の試み

研究概要

 大気波動の一種である大気ラム波は,地表面に捕捉されて水平にほぼ音速で伝わる。その位相速度は津波よりも速く,分散性が小さいことから津波の形状をそのまま保ちつつ,津波に先立って到達することが期待される。したがって,広範な微気圧測定網を整備し,大気ラム波を検出することは津波の早期警戒に役立つと考えられる。早期警戒を実際に行うためには,観測された気圧変動から大気ラム波を自動検出できることが非常に望ましい。そこで,逆問題を用いて大気ラム波を自動検出する手法を提案した。

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