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濵中 悟さんが 2023 年度日本地震学会「学生優秀発表賞」を受賞しました。

  • 2023年12月11日(月)

 大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年の濵中 悟さんが 2023 年度日本地震学会「学生優秀発表賞」を受賞しました。この賞は、日本地震学会 秋季大会において発表者として研究発表を行う学生を対象とし、学生による優れた研究発表を奨励することで、研究発表技術の向上を目指すために設けられています。のべ 85 件の口頭・ポスター発表を対象として厳正な審査・選考が行われた結果、2023 年度日本地震学会 学生優秀発表賞選考小委員会より 9 名の受賞候補者の推薦を受け、2023 年 11 月 15 日に開催された理事会において、2023 年度日本地震学会学生優秀発表賞 9 名が決定しました。

受賞者

濵中 悟 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 修士課程 2 年)

研究テーマ

国道 3 号 DAS 観測における地震波干渉法を用いた日奈久断層沿いの浅部構造推定

研究概要

 光ファイバーケーブル自体をセンサーとしてある場所での歪および歪速度を時系列で測定する、分散型音響センシング (DAS) が新たな地震観測の手法として近年普及しています。今回、熊本県を通る国道3号線の地下にある光ファイバーケーブルを借用し、日奈久断層沿い周辺で DAS 観測を実施しました。この観測によって得られた広範囲で超高密度な波形データから地震波干渉法を適用し解析することで、地盤増幅を表す指標である表層地盤の平均 S 波速度を導出し、日奈久断層沿いの浅部地下構造をより詳細に推定しました。

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