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九州・山口地区の高校生向けイベント エクセレント・スチューデント・イン・サイエンス・育成プロジェクト(ESSP ver.2)を実施

  • 2023年8月31日(木)
化学の実験
化学の実験

 令和5年8月7日(月)~8月11日(金) (5日間)と令和5年8月27日(日) (1日間)の合計6日間、九州・山口地区の高校生向けにエクセレント・スチューデント・イン・サイエンス・育成プロジェクト(ESSP ver.2)を九州大学伊都キャンパスにて実施しました。本プロジェクトは、九州大学理学部が独自で行っており、化学及び生物学の2分野において未来の科学者を育てることを目的としています。強い興味や豊かな才能をもつ高校生の応募者の中からを8名選抜し、夏休みの約1週間、セミナー形式で本学教員による大学レベルの講義及び実験を行い、大学院生による講演会に参加しました。プロジェクト最終日には受講生による研究結果の成果発表会を行いました。

生物学の野外実習
生物学の野外実習

 高校の授業では体験することができない大学での実験及び研究設備に触れていただき、難しい部分がありながらも充実したイベントとなり、本学理学部の関心を高めてもらういい機会になりました。また、最終日の成果発表会では受講生同士で質疑応答をし、レベルの高い成果発表会となりました。成果発表会終了後には修了式を行い、寺嵜理学部長から修了証書を授与いたしました。

 修了式後には、新型コロナウイルスのため実施できていなかった懇親会を開催いたしました。受講生、保護者、教員、学生スタッフが参加し、理学部に関する質問等、数多くの意見交換をする場となりました。教員等とコミュニケーションを取り、本学理学部のことを知っていただくことができました。

成果発表会の様子
成果発表会の様子
修了式の様子
修了式の様子

 今後も、様々な切り口でのイベントの実施等を通じ、積極的に理学部へ進学する高校生や研究者の卵の育成に貢献して参ります。

コメント

寺嵜理学部長

最終日の成果発表会に同席させて頂きました。皆さん緊張しながらも落ち着いて発表し、お互いに質問し合っていた姿を、とても頼もしく感じました。また、懇親会で一人一人とお話しできた中で、大学での研究体験が貴重な経験となり、科学への興味がますます高まった様子を嬉しく思いました。この機会に知り合った学校を超えた友達や、大学生の先輩たちとの交流も大切にして、今後、科学への夢を一層ふくらませて、大学に、特に理学部に、進学して来てくれるよう期待しています。

吉川理学研究院等社会貢献推進委員会委員長

受講生の皆さんは、科学をすることの楽しみ、試行錯誤しながら理解へと向かうことの喜び、その成果を、未来を切り拓く資産として共有するために発表するというプロセスを、存分に楽しんでいただけたのではないかと思います。成果発表会では、素朴な疑問に基づく活発な質疑応答が大変印象に残りました。また、受講生の成長を一番に考えた、担当教員、TAの方々の真摯な取り組みにより、本プログラムが大変充実したものとなっていることを、改めて強調させていただければと思います。

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