令和5年7月14日(金)、筑紫女学園高校サイエンスコース2年生の生徒36名が九州大学理学部を訪問しました。当日は、寺嵜学部長から理学部全体の説明を受けた後、9名ずつの4班に分かれ、物理学科、化学科、地球惑星科学科、生物学科の研究室見学を行いました。
研究室見学においては高校の授業では見ることができない最先端の研究及び研究設備に触れたり、教員に研究室見学の中で直接質問すること等で理学部の魅力を最大限に感じてもらいました。また、高校で学んでいることが大学での勉強に繋がることを体感してもらい、研究室見学を通して高校での勉強が大学受験のためだけではないことを実感していただきました。
見学後の懇談会では、各班代表者から見学内容について大学の研究は遠く感じていたが実は身近であったことなどの感想発表がありました。また、理学部に関する質疑応答や教員の研究体験談など教員とのコミュニケーションをとる中で理学部のことを知っていただき、理学部への関心を高めてもらういい機会となりました。
また、九州大学理学部は、令和5年5月25日(木)、国立大学法人10大学(九州大学と北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、広島大学)の理学部で連携し、ジェンダーバランスの課題に取り組むことを宣言し、声明を発表しております。今後も、今回のような見学を通じ、積極的に理学部へ進学する女子学生や女性研究者の卵の育成に貢献して参ります。
※上記声明の詳細内容は本学HPにて公開しております。
大学での研究活動は、高校生には想像すらできない部分だろうと思います。今回、実際に研究の現場を見てもらえたことは、とても意義のあることでした。見学後には熱心な生徒の皆さんから多くの質問を頂いて、とても頼もしく思いました。この見学会で刺激を受けて、研究の世界にますます興味を持って理学部に進学して来てくれると嬉しいです。
見学会後の皆さんの積極的且つ、素朴な質問が印象に残りました。大学側としては、短い見学時間であっても、きちんと準備をすることによって、生徒さんに伝えられることはたくさんあることを確認出来たと思います。同時に、社会の中での理学部の在り方を伝えていくことが非常に重要であると、改めて認識する機会となりました。