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石津 智史さんが日本動物行動学会 第 41 回大会「プレゼンテーション賞」を受賞しました。

  • 2022年11月29日(火)

 大学院システム生命科学府 一貫制博士課程 1 年の石津 智史さんが日本動物行動学会 第 41 回大会「プレゼンテーション賞」を受賞しました。この賞は、日本動物行動学会 第 41 回大会において、一般講演 (全 70 件) の中から優秀なもの数件が大会参加者の投票によって選ばれ、授与されます。

受賞者

石津 智史 (大学院システム生命科学府 一貫制博士課程 1 年)

研究テーマ

ヒメイトアメンボの屈伸行動に対するヌマガエルの反応

研究概要

 アメンボの一種ヒメイトアメンボでは脚を屈伸させて胴体を上下に揺らす屈伸行動が観察されている。これは従来、捕食者に餌としての不採算性を伝える追跡抑止信号などの役割が考えられてきた。本研究ではこの行動が本種の捕食者カエルに対して反虫的造作 (カエルが怯えや無視を示す動き) として機能するという仮説を検証した。動画を提示する実験の結果、本種が屈伸する動画に反応したカエルは 0 個体であり、屈伸という目立つ動きをしてもカエルに捕食されないことが分かった。

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