大学院システム生命科学府 一貫制博士課程 3 年の児玉 建さんが日本動物行動学会 第 41 回大会「プレゼンテーション賞」を受賞しました。この賞は、日本動物行動学会 第 41 回大会において、一般講演 (全 70 件) の中から優秀なもの数件が大会参加者の投票によって選ばれ、授与されます。
児玉 建 (大学院システム生命科学府 一貫制博士課程 3 年)
ツクツクボウシのオスの鳴音は前半パートと後半パートで異なる機能を持つ
ツクツクボウシ Meimuna opalifera のオスの主鳴音には異なる 2 つのパートが存在する。その前半パートのみ、後半パートのみを含む音声を作成し、それぞれをツクツクボウシ個体に聞かせた。処理間で行動を比較したところ、オスによる合の手と呼ばれる発音行動が、前半パートを含む音声に対してより多く見られ、逆に後半パートに対しては少なかった。ツクツクボウシの主鳴音の前半と後半で機能に違いがあることが示唆された。